理事長挨拶


 

 本校は1877(明治10)年の創立以来、時代の変化に柔軟に対応しながら発展を遂げてきました。

 

 数年後には150周年を迎えますが、創立以来変わらず継承されているものの一つが、「誠実」「感謝」「勤労」の校訓に象徴される、徹底した人間教育です。また明治の初頭、いち早く女子教育の重要性に気づき学校設立を果たした創立者の先見性やチャレンジ精神は、野田学園のDNAとして受け継がれており、教育ニーズに全国規模のコンクールなどへの生徒の積極的参加という形で体現されています。

 

 中高一貫教育の導入を契機に、最難関国立大学へ挑戦する生徒も増えてきましたが、今後も本校は、学習の習熟度・進路希望・性格など「生徒一人ひとりの状況に応じた教育を大切にする」という基本を貫きながら、進学校としての進化を続けます。

 

 特に学習面では、一人1台のタブレット端末を最大限に活用して、知識・技能の習得だけでなく、思考力・判断力・表現力等の伸長を目指す取り組みの充実を図り、時代の求める資質・能力を備えた人材の育成に努めます。

 

 同時に、一人ひとりの将来を総合的に見通して、「人間的な成長」を見守り、あらゆることに果敢に挑戦する態度を養う学校であり続けたいと考えています。

 

理事長 牛見 正彦